これからのタワーマンション価値はこうなる!

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【今日の読みもの20190326】

「タワーマンションは欲しいけれど、今後の資産価値がどうなっていくかが心配」

誰しもがタワーマンションの購入を検討する上で、今後の資産価値については誰しもが気になるポイントかもしれません。
一部では、新築マンションであれば、将来的に考えても問題なく価値が保てる、又値上がりも期待できるという意見や、人口減少に伴い10年後には半額(6〜7割)程度まで値下がりが起こるといったような対極にありながら、どことなく疑問に残る回答が後を絶ちません。

この問題提起については日本各地で行われており、首都圏や大阪など、比較的に人口が流入している都市部も例外ではありません。
そのなかでも、近年大阪では大阪市を中心として超高層マンションやタワーマンションが多く建設されています。特に大阪市では、用途地域の規制等がないため、タワーマンションが建設しやすい背景もあり、多くのタワーマンションが供給されています。

そこで今回は大阪のタワーマンション事情を踏まえて、将来的な資産価値がどのように推移していくかを考察していこうと思います。その上で今回は、値段が下がらないタワーマンションの条件について具体的に解説していきます。
今後も各地で多くのタワーマンションが供給される大阪においては、以下の条件を含むかどうかで、今後の資産価値に対する影響度は異なってきます。
これからタワーマンションの購入をお考えの人は、是非下記に列挙した条件が購入予定のタワーマンションに含まれるかどうかを踏まえながら読んでいただけると、選ぶ基準の参考になるかと思います。

資産価値が下がらない大阪のタワーマンションの条件とは?

今回深掘りして解説していく内容は、不動産として価値が下がらないタワーマンションの条件や定義ついてになります。冒頭でもお話ししたように、下記に挙げる条件が含まれるかどうかで将来的な価値は大きく違ってきます。
それではひとつづつ見ていきましょう。

「居住や交通面においての利便性が確保されている」

今現在タワーマンションを選ぶうえで最も重要視される条件が、「駅までの距離が短い」、「ターミナル駅へのアクセスが抜群」、「住環境として困らない」など、通勤や通学、買い物などに困らず、生活していくうえで利便性に優れているエリアになります。
実際に駅近や利便性に優れたタワーマンションには高い価値がつきやすく、どのような境遇の人に対しても、日常生活をスムーズに送れるかどうかの住環境を提供できるかどうかは、タワーマンションの価値に直結する要素でもあります。
実際にこの条件が含まれるかどうかで、通勤や通学、買い物や旅行に至るまで、あらゆる目的に対応できるかどうかは、将来性を踏まえた上でも、不動産の価値を決める要素として、最も大切な項目となります。

*ワンポイントアドバイス*
今現在購入を検討する上で上記の項目を抑えつつ、梅田や難波、心斎橋のような大都市のエリアを選択、なおかつ駅から徒歩5分圏内のタワーマンションを選べればナイスチョイスと言えます。しかし、一般的にこれらの条件でタワーマンションを探すと、マンション価格がとても高く、階層によっては大台を突破することも見込まれます。あえて大阪市「福島区」や「阿倍野区」などの再開発が進み注目が集まるエリアも候補に含めて探すと、上記の条件も享受することができます。

「公共機関が充実している」

続いて資産価値を高める条件として提示させていただくのが、病院などの医療機関や、大学や学校等の教育機関が近隣にある、かつ多く点在するエリアを選択するということです。もちろんお子様がいる家庭であれば、近くに質の高い教育機関があるかどうかは重要な購入基準となりますが、これからの資産価値を見極めるのであれば、医療機関の有無もとても大切になります。今後、2050年には世界人口の70%が都市部に集中するとも予測されており、インフラの老朽化やエネルギー不足、高齢化社会の観点からも、新しい都市の形である「コンパクトシティ化」、「スマートシティ化」が推進されていくことが考えられます。それらを想定すると、ただ生活の利便性が良いだけではなく、教育機関や医療機関含む公共機関が選定エリア内で、いかにこれらの要素が充実しているかが重要なカギとなります。

「安全性が整備されている」

近年全国各地で震災や災害による被害が拡大しており、タワーマンションを購入するうえでもそのエリアの「ハザードマップ」や建物の構造を含めた「耐震性」がどうなっているかを気にされる方も多いのではないでしょうか。地盤が柔らかく液状化したエリアや、低地による水害を被った地域などのニュースは皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。
また今後起こると予想される「南海トラフ地震」も気になるところだと思います。現在内閣府や大阪府が想定する震度や津波の影響度は、「東日本大地震」を上回ると想定されています。この観点から踏まえても、タワーマンション立地や建物の安全性が整備されているかどうかは資産を維持していくうえで重要な条件と挙げることができます。

「タワーマンション独自の魅力が含まれている」

なぜタワーマンションが多くの人の憧れになっているかというと、エリアや立地が良いということもありますが、「眺望や良さ」や「共用施設の充実」、「階層が高層階」、「ステータス」、「セキュリティの充実」など、タワーマンションに住むメリットを挙げたときに、この項目を網羅できているタワーマンションほど、比較的に魅力があるタワーマンションと言い換えることができます。そのため資産価値を考えたときには、他のタワーマンションとの差別化が図れている不動産の方が資産価値を維持しやすく、将来にわたって価値が持続すると言われています。
そのため、タワーマンションを選ぶ際に、「ありきたり」のタワーマンションを選ぶのではなく、出来る限り他の不動産にはない、タワーマンションだけが持つ魅力をもった物件を選ばれることをおすすめします。

「タワーマンション自体に希少性がある」

これは少し基準が難しいものとなります。
一般的に希少性の高いタワーマンションは立地やエリアが抜群で、投資家や外国人にも好まれる物件のため、購入価格が高騰になる傾向があります。実際にもこういった物件が将来的に「ヴィンテージマンション」として、経年劣化した今でも価値の残るマンションに挙げられています。しかしこれには若干問題も残ります。それは投資に好まれるマンションと、実需に基づくマンションでは基準が異なるからです。仮に将来的な視点で、タワーマンションを賃貸に出したり、売却を検討するとしたら、希少性まで求めるとリスクが高くなります。
そのため、タワーマンションを買う理由や保有する意味をしっかりと考えられた後に、タワーマンションに希少性を求めるかどうかを選択されることをおすすめします。タワーマンションの価値として残る可能性は十分にありますが、リスクとリターンの許容度を考えたうえでの選択をするようにしましょう。

今後不動産価格は大きく二極化していく

上記に述べた条件を総じてお話ししていくと、間違いなく大阪のタワーマンションの値段含め価値は二極化していきます。
今でもタワーマンションを購入する人の傾向として顕著に表れているのが、「家から駅までが徒歩〇〇分以内」、「都心や職場まで〇〇分圏内で通勤・通学できる」、「公共機関が充実しているか」など、かなり具体的に項目をピックアップしています。
このことからも、普段生活していく上での利便性や快適性を重要視する人が多く、これらの項目をクリアしているタワーマンションは今でも人気のある物件としてすぐに売買が成立する傾向があります。
大阪はこれからより再開発が各地で進行していきます。そのなかで必ずタワーマンションの価値が「上昇するエリア」、「下がるエリア」の“二極化時代”に突入していきます。
今現在の自身のライフスタイルに合わせてタワーマンションの購入を決めることも大切な要因ですが、将来的な展望を踏まえてタワーマンションを決めることで、結果的に資産価値の高いタワーマンションを手にすることができる可能性が高まります。

これからのタワーマンション価値はこうなる②>>

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