大阪のタワーマンションに住むには「購入」と「賃貸」どちらを選択するべきか?

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【今日の読みもの20190331】

「賃貸」と「購入」の論争は不動産における永遠のテーマ!

不動産を選択する上で永遠のテーマとなっているのが、不動産を「購入」するのか、「賃貸」にするのかという問題になります。今もなおこの問いに対する明確な答えはなく、未だに不明瞭のままてす。

不動産を選ぶ際は、その時のライフプランやタイミング、自分自身の環境や状況・条件によるなど、多角的に物事をみて判断しなければなりません。そのため、一方的に「〇〇した方がよい」などと短絡的に考えて言い切ることができません。ましてやそれがタワーマンションともなると、通常の一戸建てより高額な買い物になるケースが増えるため、慎重にならざるを得ません。

そこで今回は、購入・賃貸それぞれのメリットとデメリットについて解説していきます。

タワーマンションを選択する上で、購入と賃貸の良し悪しを知り、「どちらが自分に適しているのか」と言った明確な基準を作っていただければと思います。

その中で今回の記事を役立てていただければ嬉しく思います。

不動産を選ぶと言うことは、「人生を左右する分岐点となる」言っても過言ではありません。

目 次

■タワーマンションを「購入」するメリットとは?■

「資産を所有することができる」

タワーマンションを購入する最大のメリットは、不動産という資産を持つことができる点にあります。不動産の購入は一生に一度の出来事になるわけですが、このライプイベントを経て、資産を所有することになるのです。

またタワーマンションを資産化することで、将来的にもメリットが含まれます。

それはライフプランやライフステージの変更に伴い、自身の住居用から投資用にタワーマンションの意味合いを変えることができます。これにより自己所有のマンションを賃貸で運用したり、立地や環境が良ければ売却益を手にすることも可能です。特にタワーマンションの場合、好立地に建設されることが多く、資産価値の面でお話しすると、共用施設や設備投資の良さ、資産価値を維持することができます。

「自分が希望する部屋に住むことができる」

自己所有のマンションを持つ上で副次的なメリットになりますが、賃貸とは異なり自分自身の気に入った間取りや設備、趣味嗜好にあわせた部屋に住むことができます。これは賃貸にはないメリットになるため、部屋に対してこだわりを持つ人であれば資産となる以上に最大のメリットと言い換えることができるかもしれません。

■タワーマンションを「購入」するデメリットとは?■

「金銭的負担(初期費用+ランニングコスト)が増える」

タワーマンションの賃貸と比較した時に大きく異なる点は、購入する上での金銭的負担が挙げられます。賃貸であれば通常通り、敷金や礼金と月々の支払いを済ませればタワーマンションに住み出すことができますが、購入となるとそうはいきません。購入する上で、「頭金は何割用意するのか」、「月々の住宅ローンの返済額は幾らか」、「購入にかかる税金・手数料はいくら必要なのか」など、何かとタワーマンションの購入には初期費用とランニングコストがかかります。

それらを現状の自身の状況に照らし合わせた上でタワーマンションを購入することになります。現状より負担が増すのであれば、一度冷静になって見合わせることも必要となってきます。

「資産価値が減少する恐れがある」

新築マンションの場合、購入したタイミングで価値が1〜2割減少すると言われています。

国土交通省の平成28年度 住宅経済関連データ 超高層マンション竣工戸数の推移によると、首都圏における完工戸数は1997年が約2400戸であるのに対し、2007年には約10倍となる約23000戸に増えています。同時に同調査の「マンションの供給戸数(竣工ベース)」を見ていくと、平成1年に約199.9万戸であるのに対し、平成29年になるとマンションのストック総数は約644.1万戸と約3倍に膨れ上がっています。*

この2点の要因からも推測できるのが、今後供給されるタワーマンション含め資産価値を長期間維持できることが不透明と言えます。そのため購入するタワーマンションによっては資産価値の減少を招く恐れがでてきます。

先述した費用面の負担と合わせて考えると、購入のデメリットとして挙げられます。

*国土交通省「平成29年度 住宅経済関連データ」

■タワーマンションを「賃貸」にするメリットとは?■

「簡単に生活環境を変えることができる」

タワーマンションに賃貸で住む上での最大のメリットと言えるのは、やはり生活環境を簡単に変えることができる点にあります。タワーマンションに住むタイミングや年齢によって、タワーマンションのメリットは人それぞれです。「眺望や景色の良さ」、「自尊心が満たされる」、「充実した設備・サービスが受けられる」などが住む上での主なメリットに挙げられますが、これらを「普遍的に住みたいのか」又は「一時的な居住でいいのか」によって購入か賃貸であるべきか選択肢が分岐します。

ただ検討する年齢が若いタイミングであれば、まだライフプランも定まっていないので、後述する「余計な費用を払わなくて済む」という要素と合わせて考えることで、余計な金銭的負担や精神的影響を受けずにタワーマンションに住むことができるます。

「簡単に生活環境を変えられる」というのは、思ってる以上にメリットになり得るので、効果を最大限に発揮したいのであれば、このような点からタワーマンションの賃貸か購入を選択するのも一つのポイントになります。

「余計な費用を払わなくて済む」

タワーマンションに住むことを想定した場合、いきなり購入するとなるとハードルが高いことですが、購入を検討される前に一度賃貸に住むことも一つの手段です。

なぜこの方法を推奨するかというと、タワーマンションの購入には、初期費用や住宅ローンの支払い、固定資産税や管理費・修繕積立金に至るまで、様々な場面で購入に対する費用を支払わなければなりません。またそもそも現在のタワーマンションの購入価格が、相場の価格に対して、適正価格であるかどうかも判断しきれません。

いざタワーマンションを購入しておいて、

「タワーマンションの暮らしがあわない」

「自己都合で環境を変えなければならい」

「住宅ローンの返済がかなり重荷になっている」

このような事案になった場合、せっかくの資産を手放したり、最悪の場合損切りという形をとらなければならなくなります。

そうならないためにも、一種の夢や憧れでタワーマンションに賃貸で住むことを希望される場合であれば、こういった形は最良の方法と言えます。それから購入を検討しても遅くはありません。

■タワーマンションを「賃貸」にするデメリットとは?■

「賃料が掛け捨てのため資産にならない」

新築マンションの場合、住宅ローンを支払い終えたあとは住宅にかかるコストが大幅に下がりますが、賃貸の場合、そこに住み続ける限り、賃料などの費用を常に一定額支払っていかなければなりません。また所有者の意向で立ち退きや取り壊しになるなど、想定外のリスクにさいなまれることなども想定しておく必要があります。

また大阪のタワーマンションに賃貸で住むとなると、月々の賃料も馬鹿になりません。CHINTAI調べ(2018年7月)によると、大阪市では1K・7.4万円、1LDK・17.10万円、堺市では2LDK・12.30万円など、一般的な同じ広さのマンションと比較すると高い賃料が設定されています。仮に購入と同じタイミングから賃料を支払い続けた場合、一方では同じだけの金額を支払い資産化できることに対し、賃貸であれば掛け捨てになるため資産化することはできません。

「自分の好きに部屋を変更することができない」

多くの賃貸マンションの場合、契約時に何かと制限が付くマンションが多く、自分自身が思う理想の形に部屋をコーディネートすることができません。

代表されるものとすれば、

・間取りの変更ができない

・壁への取り付けなどは原則禁止

・ペットの飼育が不可

このように賃貸の場合、自身の嗜好に沿った家づくりはなかなか難しいと言えます。

■まとめ■

購入と賃貸のメリット・デメリットを吟味して、自分に合ったタワーマンションを選ぼう!

今回はタワーマンションに住むことを前提条件に、購入と賃貸のどちらが良いかを、それぞれののメリットとデメリットに分けて解決してきました。いかがでしたでしょうか?

先述しました通り、それぞれに良し悪しが含まれており、最終的には、選択される人の考え方次第とならざるを得ないということがお分かりいただけたかと思います。

是非今回提示させていただいたそれぞれのメリットとデメリットを考慮した上で、最適な判断されることを願っております。

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