効率の良い住宅の購入方法を考察 〜タワーマンション・大阪編〜

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現在国内の不動産市場では、株高によるアベノミクス相場やオリンピック誘致、さらには金融政策でもある低金利を背景に、2000年以降着実に不動産(新築、中古の区分マンションやアパート、シェアハウスも含む)の着工戸数を積み上げてきました。

また近年では、不動産投資は「不労所得」や「副業」などの一種に数えられ、一部で不動産投資のブーム化の様相を呈しています。

しかしそれと同時に不動産市場での頭打ち感も出てきています。タワーマンション(超高層マンション)なとでは、首都圏を中心に、地価の上昇や人手不足に伴う建築費の高騰により、マンション価格は年々上昇傾向にあります。それに伴いタワーマンションの中古価格も年々高くなってきています。

しかし全国的に視野を広げると、この動きは首都圏の1都3県(東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県)に限られた話でもあります。そのため今回お話しさせて頂く、関西エリアである大阪は、今後さらなるタワーマンションの資産価値の上昇が見込まれる地域になります。

今回は、タワーマンションを効率よく購入する方法だけでなく、なぜ不動産の購入に”効率の良さ”を求めるのかといった理由や、なぜ大阪が魅力的なエリアなのかをより細かく解説していきます。

将来タワーマンションの購入を検討されている方でしたら、この記事を参考に、1円でも効率の良い住宅の購入を実現されることを願っています。

なぜ「タワーマンション購入=大阪」なのか?

続いて解説していくのは、なぜ「住宅の購入=タワーマンション」なのか、またそれがどうして大阪のエリアであるのかといった内容になります。結論からお話しさせていただくと、全国的に不動産市場を見回したときに、大阪が魅力的かつ将来性を秘めているからです。

ここでは、大阪のタワーマンションにどんな可能性や将来性が秘められているのかについて解説していきます。

不動産の資産価値が上昇中

大阪エリアは首都圏と比べてタワーマンション価格が出遅れていましたが、近年ようやく適正価格に追いつきつつあります。しかし、それであれば「不動産の資産価値は今後上昇しないのではないか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

現在大阪では全体的に再開発が行われています。「うめきた2期」(ちなみに、1期はグランフロント大阪の開業を指しています)では、2024年夏に街開き、2027年に竣工予定と、梅田エリアを劇的に変える再開発が注目を浴びています。この他にも、梅田・中之島周辺や、心斎橋、難波といった「キタ・ミナミ」両エリアでの再開発ラッシュとなります。また大阪はこれだけではなくタワーマンションの他に、大規模なホテルの開発、新たしい駅や路線の延長など、現在の大阪の不動産市場は、主要なエリアだけでなく、郊外にまで値上げが波及しています。

自宅を効率良く活用していくには、このような再開発が行われる地域やエリア、または鉄道の延伸や新駅の計画がある地域に、タワーマンションを購入する必要があります。その結果として将来的に含み益を出す可能性が高まります。この点を狙うのであれは都心でかつ駅近物件がおすすめです。

訪日外国人の影響

大阪の地価が上昇している背景には、訪日外国人の影響があると言われています。なぜ訪日外国人が、大阪の地価の上昇に一役買っているかというと、それは「インバウンド消費」と関係があります。これまで訪日外国人が行く場所といえば、大阪城や道頓堀・USJなどが主流でしたが、ここにきて大阪だけでなく、全国各地で見られる訪日外国人による消費によって、百貨店などを含む小売店の売り上げが、年々上昇傾向にあります。そのため大阪エリア全体の販売環境の好転に伴い、店舗やホテル用地など実需による重要が見込め、結果的にその要因が地価の上昇を招いています。

効率の良いタワーマンションの購入方法とは?

最後に解説していく内容は、効率良くタワーマンションを購入する方法になります。今回は、購入方法についても触れますが、その準備段階として、タワーマンションとの向き合い方についても順を追って解説していきます。この段階を見誤ると、将来的に効率良く購入するどころか、損をする可能性が高まりますので、注意してください。

そもそもタワーマンションを購入してどのように活用するのか?

まずはじめに聞いておきたいのは、タワーマンションを購入して、その住宅を将来を踏まえてどのように活用していくかといった理由になります。事実、この住宅に対する定義が定まらないと、購入すべき物件が不明瞭になり、かえって効率よく買うことが出来ません。ここでは、代表的に浮かぶものとして下記に2点挙げさせて頂きましたので、タワーマンションを購入される上で、どちらに該当するか参考にしてみてください。

「賃貸」や「売却」を視野に入れた購入

仮に売却を視野に入れた上で、住宅としてタワーマンションを購入した場合は、税制上大きなメリットもあります。住宅(タワーマンション)を購入してから、ある程度経過した段階で、値上がり益が出ていた場合、自宅を売却するとします。その場合、売却益に課せられる税率が、5年以内なら「短期譲渡所得(所得税30%+住民税9%)」であるのに対し、5年以上であれば「長期譲渡所得(所得税15%+住民税5%)」に変更されます。(10年を超えて売却した場合、さらに特例を利用することが可能です)

さらに自宅であれば、短期・長期を問わず、譲渡所得の場合には「3000万円の特別控除」が行われるなど、メリットが存在します。

一生かけて住むための購入

こちらの場合であれば、そこまでエリアや立地、住環境、階層、部屋の広さなどの条件にこだわる事なく、購入される世帯の意思を尊重した購入をする事をおすすめします。賃貸や売却を検討される場合は、先述した項目などの条件が大切となってきますが、ご自身が住まれる住居であるなら、必要な項目をピックアップして選択していくと良いでしょう。やはり好条件を望むほど、購入金額は高くなる傾向がありますので、こちらの選択肢の場合は、初期投資を含むコスト面は割安になる場合があります。

タワーマンション購入のための資金は?

続いて考えるべき項目は、タワーマンション及び住宅を購入する資金面についてです。不動産を購入する上で最も大切な部分であり、効率よく住宅を手に入れる上ではこの部分の用意が大切になります。

今回は効率よくタワーマンションを購入するために、大きく3点に分けて解説していきます。

「住宅ローン」

最も代表的な方法は住宅ローンになります。多くの場合、物件価格の1〜3割と、手数料等などの諸経費を自己資金で賄い、残りの部分を住宅ローンで補う方法が一般的とされています。またこの他にも、手数料等以外の部分全てをローンで支払う「フルローン」や、自己資金なしで購入を検討する「オーハーローン」などの方法もあります。

「現金一括購入」

昨今低金利政策と言えども、気になるのが住宅ローンの金利分の支払いかと思われます。策としては、ローンの借り換えや、繰上げ返済等も方法としては含まれますので、ご自身の状況に合わせて条件を組むことも可能です。それらの手間を全て省くのが現金での一括購入になります。大阪の平均的なタワーマンションの価格は6000〜7000万あたりのため、これらの現金を用意する必要がありますが、無駄な支出をせずに住む方法となります。

「相続」

これは方法というよりはアイデアかもしれません。それは両親からタワーマンションを相続してもらう方法です。これはタワーマンションの建物に限らず、親から住宅ローンの頭金をもらう場合も該当します。この場合、「特別受益」に該当するが、ここではややこしくなるため説明は省略させていただきます。

まとめ

今回は、効率の良い住宅の購入方法として、大阪のタワーマンションを例に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。なぜ住宅の購入時に“効率の良さ”を求めるのかといった点や、大阪エリアの魅力や可能性について、さらにはタワーマンションを購入する方法についてまで、各内容においてかなり具体的に紹介してきました。

もちろん今回列挙させていただ内容はごく一部です。この他にも、大阪でタワーマンションの購入を検討する要因は多く存在します。自宅を効率良く購入する事で、結果的にご自身の「資産形成」にも繋がっていきます。ここで間違えることなく、自身に合ったタワーマンションを選ばれることで、住む上での満足度だけでなく、将来的なライフスタイルを充実させることに結びつけましょう。

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