賃貸運営を成功させる賃料設定のコツは?

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タワーマンションのオーナーの方で、資産運用の目的で賃貸に出しているケースは少なくありません。実際にいくらで貸し出すと空室期間を抑えることができ、安定した利益確保になるのかがポイントとなってきます。

まず把握しておくべきことは、「関西の地域ごとの賃貸料相場」です。
例えば大阪市にあるタワーマンションの2LDKでは、賃料相場が20.60万円(2018年CHINTAI調べ)とあります。もちろんマンションの階数や築年数や敷地面積や立地条件等で、賃料相場がかなり違ってはきます。

ここで今実際に賃貸に出されている物件を例にとって説明してみましょう。

〇大阪市北区の京阪中之島駅前の55階建マンション(築2年)

間取りは2LDK(61.44㎡)で38階の部屋、家賃が23.8万円・管理費等が1万円

〇大阪市北区大阪天満宮駅前の20階建てノルデンタワー南森町プレミアム(築1年)

間取りは1DK(32.58㎡)の4階の部屋。家賃は82000円・ 管理費等が1万円

〇神戸市中央区の26階建てベリスタ神戸旧居留地(築8年)

間取りは1LDK(56.08㎡)で3階の部屋。家賃は14万円・管理費込み

関西の賃貸物件をざっと確認してみますと、高層階にある部屋は下層階の部屋より30%前後賃料を高くして貸すケースが多く、単身者向けでもファミリー向けでも比較的に面積の広い、ゆったりとした部屋に人気があります。

例えば、大阪市北区の44階建て高層マンション・シティタワー梅田東(築3年)の44階・3LDK(119.92㎡)の物件を140万円/月(管理費等込み)で賃貸募集がなされています。こちらはかなり豪華なタワーマンションの最上階ですから、賃料が高額になるのは妥当でしょう。

では、関東首都圏と比べた場合どのようになるか。関西のタワーマンションとの比較賃貸料が気になるところですが、相場としては首都圏の50%ダウンが価格設定になっています。例えば大阪市では、高層階の2LDKの賃料相場が20.60万円(2018年CHINTAI調べ)とありますが、都心部なら40万円前後が相場となっていて、単純計算で2倍ほどの格差が出ています。
つまり、関西圏では比較的に格安のタワーマンション賃貸が多数みられるのが特徴です。その一例として、大阪市北区東天満1丁目の26階建・エルヴェ東天満(築6年)の24階の2LDK(62.09m²)の部屋でも、賃料が15万円・管理費等15000円と格安になっています。このようにタワーマンションには、それぞれの部屋の持つ価値に大きな開きがあるので、賃貸に出す際はしっかりと情報収集して、運用利回りが確保できるように貸すのがポイントです。

関西も賃料相場が上昇傾向にあり、賃料改定も多々行われるようになってきました。
そして、安定した賃貸運用を行う最大のポイントは、相場を把握し、安すぎず・高すぎず周りの影響を受けずに・自身で行うようにしましょう。

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