構造スリットに隠れたとんでもない欠陥がっ!

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構造計算偽造問題(姉歯事件)や杭打ちデータ偽造事件にそっくり──。

今月6日に起こった北海道大地震。
その地震によりクローズアップされつつある「構造スリット問題」
「構造スリット問題」、、、言わば、「時限爆弾」のようなもので、もしかしたら数年後にあなたの目の前で爆発するかもしれません。

〇構造スリットってなんだろう。。。

分譲マンションでは、鉄筋コンクリート(RC)造が主流です。
地震が発生した時に、建物の損壊を防ぐ耐震設計技術。どのようなものかというと、壁と柱・壁と梁を切り離して衝撃を逃す為に入れる隙間です。
阪神大震災以後、全国に広まり、ほとんどの新築分譲マンションでこの技術が使われています。
そんな素晴らしい技術を使って建てた、東京のとあるRC造の大手ブランド分譲マンションで欠陥が発覚したそうです。
建築士によると、規模や状況でマチマチですが、このマンションの場合は補修費は数千万円と試算されているそうです。
企業側は基本的になかなか認めない。しかし、建築士が調査した物件において、証拠を突き付けると尻尾を丸めて、すぐに補修工事に転じたそうです。

〇どれくらいの棟数があるの?

では、10年以内に建てられたRC造マンションは何棟でしょうか。
国土交通省によれば、2011年から2018年7月までに建てられたのは、約15万棟。
年間最低でも15,000棟は建設されています。
10年間だけでもこれだけのマンションが建っていて、、、区分所有者の「構造スリット」意識が高くなって、、メーカーに補修費用を求めだしたら、、、
天文学的な金額になりますね。
大手のゼネコンがぶっ飛びはしないと思いますが、合併で、金融ビッグバンならぬゼネコンビッグバンが起こったりするかもしれません。

〇もし、あなたのマンションが10年以内なら検査してみては・・・

本来スリットがある所に無かったり、コンクリートの圧力でスリット材がねじれてたり。。。
(メーカーが、検査していなこともあるそうです。)
そして、地震等で建物が破損したときに問題が発覚し、「隠れた欠陥」として人々は知ることになる。

事業主が購入者に対して瑕疵担保責任を負う期間は新築から10年。そのため、10年以内にもかかわらず、ぼぉ~っとしていると、期限が過ぎてしまいます。
是非新築10年以内のマンションをお持ちの方は、住民同士団結して声を上げ、検査をしてみてもらっては如何ですか?

ご自身の資産価値が知らぬ間に下がり続けているかもしれませんよ。。。

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